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三鷹の狸のてふてふ交遊録

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アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)

アオバセセリは、ウン十年前に、初めて補虫網を持って歩いたときに、最初に網に入ってくれた蝶で、初めて展翅した蝶でした。その美しさと喜びが、私が蝶を好きになった原点のような気がします。(補虫網は約半年使っただけで、その後は蝶の命を奪うことはやめました)
デジカメで蝶を撮るようになってからは、やはり、あのアオバセセリの美しさをいつか写したいと思い、やっと会えたのが2010年でした。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2159545.jpg

なかなか、翅の美しさを撮ることができませんでしたが、会える時期と場所がわかり、毎年、撮っているうちに、何とか、気に入る写真が撮れるようになってきました。
何といっても、この翅の美しさ、です。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2251029.jpg

腹部のオレンジの毛が気に入ってます。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2261079.jpg

触角とストローが平行な感じに撮れたのが気に入ってます。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2264575.jpg

後脚のオレンジの毛が撮れました。(オス♂ってことかな?)
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2271446.jpg

昨年(2013年)は、失敗続きだったパスト連写で、やっとのことで飛翔時の表翅を撮ることもできました。
でも、一番思い出深いのは、この場所での出会いではなく、前述のスミナガシが遊んでくれた場所での、
思いもかけず、手に止まってくれた時のことです。

アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_21454537.jpg

タマガワホトトギスの花にコンデジを向けていた時のことでした。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_22295057.jpg

あわてて、でも、ゆっくり、もう一つのコンデジで撮りました。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2230436.jpg

私の汗を吸いながら、手の甲の方へ移動していき、
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_2234134.jpg

5シャッター、撮らせてくれたあと、飛んで行きました。
アオバセセリ 手乗りの思い出(2011年8月)_d0313296_22342493.jpg

この時の驚きと、間近で見られた喜びと、もう、可愛くって、可愛くって、嬉しくって、
そして、この時に撮れた翅が、一番、補虫網で捕り、展翅した、あの時のアオバセセリの翅の美しい緑色に近かったのです。なので、
☆を付けた、腹部の先を曲げて、まるで、私の指の上で座っているかのような写真が、一番の宝物となりました(^^)/
by mikatanukibaba | 2014-01-25 22:47